パール顔料は、二酸化チタン、又は金属酸化物で被覆されている雲母によって構成されています。
鱗片状の表面が白色に輝き、反射によって虹色の干渉色を示します。
基材の雲母は天然雲母と合成雲母の2種があります。
合成雲母を基材とするパール顔料は、天然雲母を基材とするものより、白色度も強く、輝度も高く、幻想的でいろいろなアプリケーションのための色効果を表現することができます。
パール顔料
天然雲母、合成雲母
KUNCAIは自然界に存在する天然雲母を基材としているだけではなく、自社で合成雲母の生産も行っております。
KUNCAIの合成雲母は、長年の研究により厳選された原材料によって、優れた弾力性や適度な剛性にを持っています。
又、KUNCAIは不純物が少ない、合成雲母フレークを製造するユニークな技術的なプロセスを持っております。
この生産設備ラインは、世界最大級規模の設備です。
天然雲母の特徴
天然雲母の原石は、若干、茶褐色の板状鉱物(白雲母)や更に黒味の強い結晶(金雲母)があります。
白雲母は結晶中にアルミニウムを、金雲母はマグネシウムを多く含みます。
産地はインドや中国(白雲母)、カナダ、フィンランド(金雲母)が知られています。
この中で、特にインド産の雲母は、結晶が大きく不純物が少ない良質な事が特徴です。
合成雲母の特徴
人工的に合成してつくる雲母で、合成フッ素金雲母と呼ばれています。
重金属など不純物の含有が極めて少なく、天然雲母と比較して透明感があり、光の透過性が高いという特徴があります。
不純物の含有は人体に使用した場合、天然雲母が皮脂を吸収して透明感を失ってしまいます。
そのため、合成雲母は雲母を一旦、分解して含有する微量金属などの不純物を除去し、再合成して製造します。
又、耐熱性・耐水性の他、耐酸・耐アルカリ性に優れています。